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31日未明に炎上した那覇市の首里城周辺には近隣住民が集まり、ショックを受けた様子で火の様子を見守っていた。琉球王国時代に造成された人工地・龍潭(りゅうたん)からは首里城が見渡せるため、約200人の住民らが集まった。
涙を流しながら首里城の火災を見ていたのは同市首里石嶺町の庭師、伊差川良盛さん(81)。「心配して来た。沖縄戦のときは宜野湾市に疎開していたので昔の首里城は見た記憶がないが、やっと復元したのに残念だ」と語った。
伊差川さんは「首里城公園友の会」の会員で、将来の首里城正殿修復に備え、伝統的な建築資材のイヌマキの植樹活動にも参加していた。「年に2回は草取りに行っていた。でもイヌマキはまだ建築資材に使える状態ではない。私が生きている間に復元できればいいと思うが…」と絶句した。
同市首里真和志町の安岡中学校1年、土屋完道さん(13)は母の理恵子さん(48)に起こされて首里城の火災を見守っていた。完道さんは首里城に隣接する城西小学校の卒業生で、首里城を毎日見て育ってきた。「首里城が燃えていると聞いて信じられなくて来た。実際に燃えているのを見てショックだ」と語った。
理恵子さんは首里城近くでそば店を経営する。「お客さんはほぼ全員が観光客。いったんお店は休んでバイトするしかないかもしれない」と不安げ。理恵子さんは首里城近くの首里高校出身で「友達から家は大丈夫かとひっきりなしに連絡が来る」と話した。