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青森県むつ市の田名部中(生徒629人)で、体育で走り高跳びに取り組んだ複数の2年生の生徒がけがをしていたことが24日、分かった。着地点に敷くマットの厚みが不足していた可能性がある。骨折した生徒もおり、和田正顕校長は「指導方法を改善し、けがのない教育を目指したい」と話している。
同校や生徒らによると18日、高さ125センチに挑戦した男子生徒が右手首の骨を折った。21日には別の男子生徒も左手首の骨にひびが入った。いずれも着地の際に転倒した。他に複数の生徒が尻を打ったり、脚の筋を痛めるなどしたという。
跳び方はいずれもはさみ跳び。踏み切った足と反対側の足を振り上げてまたぐようにしてバーを越える。
着地点には前転などをする際に使う厚さ約5センチのマットが置かれていた。同校にはより厚みのあるソフトマットもあったが使用されなかった。
保護者から危険性を指摘する相談も寄せられたが、18日以降も同じマットを使った指導が行われていた。
青森県教委スポーツ健康課によると、はさみ跳びの場合は薄めのマットを使うこともある。高くなればソフトマットを準備するのが一般的だが、個人差があるため基準はないという。田名部中の授業で最も高く跳んだ生徒は、バーの高さが145センチだった。
名古屋大大学院の内田良准教授(教育社会学)は「安全対策で防げる事故もある。なぜ、けがをしたのかしっかりと分析してほしい」と話した。