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札幌市中央区の文化関連複合施設「札幌市民交流プラザ」内のレストランで、工事のミスから地下水や雨水が混じった「中水」が料理や飲み水に使われていた問題に対し、利用者からは「信じられない」と残念がる声が聞かれた。鳴り物入りで10月7日にオープンした、札幌を代表する新しい施設だが、免震・制振装置の検査データ改ざん問題に続くトラブルとなり、市幹部も頭を抱えている。
問題があったレストランは、アトリエ・モリヒコ(白石区)が運営する「DAFNE(ダフネ)」。昼どきには席を待つ客が出るほどの人気だ。市もプラザ開業以来、協力企業との懇談会などでこのレストランの食事を出すなどしてきた。
モリヒコから受注して工事に当たった内装業のイシヅキ(中央区)は、北海道新聞の取材に対し「チェックミス、不注意で起きた。おわび申し上げます」と説明した。
中水はトイレの洗浄に使う水。水質は飲料水の基準に適合し、健康被害などの報告はないが、施設を訪れた南区の主婦(58)は「外食は安全、安心と信じている。高級店なのにびっくりした」。中央区の学生、江田良男さん(19)は「トラブルに遭った店が気の毒。配管ミスをした業者が責任を取るべきだ」と話した。
油圧機器メーカーKYB(東京)と子会社による免震・制振装置の検査データ改ざん問題でも、施設の制振ダンパーが不正の対象だった可能性が指摘されている。市幹部は「施設を盛り上げなくてはならない時にトラブルが続き、大変残念だ」と語った。