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熊本市議会は28日、本会議の演壇で喉あめをなめながら質疑した無所属の女性議員に退席を命じた。
議会側が「品位を損ねた」と謝罪を要求したが応じなかったため、懲罰委員会が出席停止を議決。女性議員は「喉のケアのため」と釈明している。
この市議は無所属の緒方夕佳氏。同氏は同日午前の質疑の途中、口に物を入れながら登壇した。議長が見つけて「何か口にくわえていますか」と聞くと、「喉を痛め、聞き苦しくないように喉あめをなめている」と返答。議場は騒然とし、本会議が中断した。
議会運営委員会は「社会人としての常識を逸脱している」などと批判し、緒方氏に謝罪を求めたが、同氏は「品位を尊重しているが故に行った」として拒否。その後懲罰委が設置され、出席停止を議決した。この騒動で本会議は約8時間中断した。
緒方氏は退席後、記者団に「飲食ではなく喉のケア。議会の品位を損ねたと思っていない」と話した。同氏をめぐっては昨年11月、当時生後7カ月の長男を抱いて本会議に出ようとして押し問答になる騒動があった。