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振り袖の販売やレンタルを手掛ける業者「はれのひ」(横浜市中区)が成人の日を前に突然営業を取りやめ、成人の日に晴れ着を着られない新成人が相次いだ問題で、横浜地裁は26日、はれのひの破産手続きの開始を決定した。破産管財人の弁護士が同日、明らかにした。現時点での負債額約6億3500万円は、最終的に10億円を超える見通し。債権者1600人のうち1300人が顧客で、3億円超とみられる顧客の損害は現時点の負債額に含まれていない。
弁護士らによると、約1200着の振り袖が保管されているのを確認している。今年の成人式のために客が購入したり、着付けのために預けたりした振り袖は速やかに返還し、来年以降の分も順次返す方針。
破産手続き開始の決定をを受け、はれのひの篠崎洋一郎社長(55)は同日、横浜市内で記者会見し、「お客さまをはじめお取引先の皆さまにご迷惑、ご心配を掛け、深くおわび申し上げます」と謝罪。「どう対応していいか分からなかった。私が弱かった」としたうえで、返済については「(全額返済は)かなり難しい」と話した。
篠崎社長らによると、事業拡大で人件費がかさんだことなどから、平成26年度には資金繰りが大幅に悪化。今年の成人式については、昨年10月ごろに着付けなどの実施が困難であることが分かり複数の金融機関へ融資を相談したが、12月中旬ごろには全て断られていたという。