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お手柄中学生に感謝状-。つくば北警察署(滝田健一署長)は、迷子になっていた4歳男児を保護し、交通事故を未然に防いだ中学生3人に感謝状を贈った。
男児を保護したのは、つくば市立大穂中学校(同市篠崎、蔵持正則校長)の3年生で、同市花畑の今泉裕喜さん、同市大曽根の岩瀬未久さん、保坂有彩さん=いずれも(14)。9月19日午後3時半ごろ、同市大穂の市道で、自転車で下校途中の今泉さんが1人で歩いていた土浦市に住む男児を発見した。今泉さんは後から自転車で来た同じく下校途中の岩瀬さん、保坂さんと3人で男児を保護、付近の交番へ連れていった。
交番が不在だったため、3人は交番備え付けのインターホンで通報、警察官が駆け付けるまで男児に付き添い、安全を確保した。
同署によると、男児は同市内に住む祖母と同市内のスーパーに買い物に来て、祖母とはぐれたという。現場はスーパーのそばで車の通りが激しく、放置すれば男児が交通事故に巻き込まれる危険があったという。
滝田署長から感謝状を手渡された今泉さんは「家族が来るまであやしてあげた。発見できて良かった」。岩瀬さんは「今後も困っている人を見たら助けてあげたい」。保坂さんは「感謝状をもらえるとは思わなかった。男の子が無事で良かった」とそれぞれ話した。
県警は2009年8月から「交通安全思いやり110番」を立ち上げ、交通事故に遭う恐れのある高齢者や泥酔者を見掛けた場合、ためらうことなく110番してもらうよう呼び掛けている。今年は県内で1月から9月末までに483件の通報があった。(高阿田総司)