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日本オリンピック委員会(JOC)が制作・発行した「2017年カレンダー」で、昨年夏のリオデジャネイロ五輪シンクロナイズドスイミングでメダルを獲得した日本人選手と誤って、中国人選手の写真を使用していたことが10日、分かった。JOCは差し替え版を配ったものの、競技団体関係者からは竹田恒和会長ら幹部の責任を問う声が上がっている。
JOCは昨年暮れ、リオ五輪で活躍した日本人選手の感動のシーンをあしらった縦103センチ、横72・8センチの大型ポスタータイプのカレンダーを制作し、約1千部を競技団体やスポンサーに配布した。ところが、関係者からの指摘で、誤用が発覚。ミスを確認したJOC事務局は年明け後、リオ五輪日本代表の井村雅代監督に直接謝罪した。
JOCは日本人選手の写真に差し替えた修正版をあらためて配布したが、その際、事情を伏せて発送したため、「なぜまた届いたのか」と首をひねる人が続出した。中国人選手の写真を載せたカレンダーは一部しか回収できていないという。
カレンダーの制作を担当したJOC事業部は「こちらの人的ミス。大事な仲間の日本水泳連盟に迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪した。再送時の説明が不足していた点については「配慮が足りなかったかもしれない」としつつ、隠蔽(いんぺい)は否定した。ただ、写真の確認を怠った日本水連側の落ち度も指摘されている。
井村監督は「水着や顔つき、ばらついた演技で、日本ではないことがパッと分かった。信じられない間違い。JOCの事業が年内で終わっていたので、年明けに再び連絡をしたらすぐに謝りにきたが、『JOCにとってはそんなもんなんだな』と思った」と話している。