鳥取で震度6弱＝近畿など広範囲で揺れ―気象庁｜気になるニュース

21日午後2時7分ごろ、鳥取県中部を震源とする地震があり、同県倉吉市と湯梨浜町などで震度6弱、岡山県真庭市などで震度5強の揺れを観測した。

　近畿地方などでも広い範囲で震度4を観測した。気象庁によると、震源の深さは約10キロ。地震の規模（マグニチュード）は6．6と推定される。

　震度6弱を観測した鳥取県北栄町によると、物が倒れて2人が負傷したほか、建物に被害が出た。湯梨浜町では住宅が倒壊したとの情報があり、確認を進めている。

　JR西日本によると、山陽新幹線は新大阪―博多間で一時運転を見合わせたが、約20分後に運転を再開した。中国電力によると、鳥取県内では倉吉市を中心に一時約4万戸が停電した。

　電力各社によると、停止中の島根原発（松江市）や福井県内の各原発、運転中の伊方原発3号機（愛媛県）に異常はないという。

　主な各地の震度は次の通り。

　震度6弱＝鳥取県倉吉市、湯梨浜町、北栄町
　震度5強＝鳥取市、岡山県真庭市、鏡野町
　震度5弱＝島根県隠岐の島町
　震度4＝鳥取県米子市、境港市、岡山県津山市、倉敷市、松江市、京都府与謝野町、大阪府四條畷市、兵庫県豊岡市、広島市、呉市、山口県岩国市、高松市、愛媛県今治市。