タイトル通りの自分が気になったニュースを紹介しています。
26日午前2時45分ごろ、相模原市緑区千木良の障害者施設「津久井やまゆり園」に「刃物を持った男が侵入してきた」と110番通報があった。神奈川県警や相模原市消防局によると、男に刺されるなどして19人が死亡、26人が負傷した。うち13人が重傷とみられる。県警は殺人未遂と建造物侵入の疑いで、現場近くに住む元職員、植松聖容疑者(26)を逮捕した。
県警によると、植松容疑者は午前3時ごろ、津久井署に「私がやりました」と車で出頭した。所持していたカバンから複数の包丁やナイフが見つかり、血痕が付いたものもあった。「ナイフで刺したことは間違いない」などと認め、「障害者なんていなくなってしまえ」という趣旨の供述もしているという。
死亡した19人は19〜70歳で男性9人、女性10人。負傷者は男性21人、女性5人。東京医大八王子医療センター(東京都八王子市)によると、重傷者のうち同センターに搬送された男女4人はいずれも意識不明。首に刺し傷があり、胸や腕などにも複数の傷があった。北里大病院(神奈川県相模原市南区)にも13人が運ばれ、首に傷があった。
県警によると、入所者がいた居住棟1階の窓ガラスが割られ、近くにハンマーが落ちていた。植松容疑者が出頭した際に乗ってきた車の後部座席には、血の付いた結束バンドのようなものが複数本あり、施設からの通報には「縛られている人がいる」との内容も含まれていたことから、植松容疑者が犯行時に被害者を縛っていた可能性もある。県警は、詳しい経緯や動機を調べ、事件の全容解明を進める。
神奈川県などによると、植松容疑者は平成24年から同施設に勤務し、今年2月に「自己都合」を理由に退職した。在職時は入所者の生活支援を担当していたという。
現場はJR中央線の相模湖駅から東へ約2キロ。山に囲まれた住宅地で、近くに市立小学校もある。