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総務相や法相などを歴任した自民党の鳩山邦夫(はとやま・くにお)衆院議員=福岡6区=が都内の病院で死去していたことが22日、分かった。67歳だった。東京都出身。近親者のみで密葬を行う。喪主は妻、エミリーさん。後日、お別れの会を執り行う予定。
曽祖父は元衆院議長の和夫氏、祖父は元首相の一郎氏、父は元外相の威一郎氏。兄は元首相の由紀夫氏という政治家一家の4代目。東大卒業後、田中角栄元首相の秘書などを経て、昭和51年の衆院選に旧東京8区から出馬し初当選。宮沢喜一内閣で文相を務めた。
平成5年に自民党を離党し、6年の羽田孜内閣で労相に就任。8年に由紀夫氏らが結党した旧民主党に参加し、副代表を務めた。11年には東京都知事選に出馬したが、落選した。12年に衆院議員に返り咲き、自民党に復党。19年の第1次安倍晋三内閣で法相、20年の麻生太郎内閣では総務相を務めた。
22年に自民党を再び離党したが、24年に復帰。派閥横断グループ「きさらぎ会」を率い、安倍首相を支えてきた。
鳩山氏の死去に伴う衆院福岡6区補選は、10月23日投開票で行われる見通し。