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駒ケ岳山麓で遭難したとされる北斗浜分小学校2年の田野岡大和君(7)が、親のしつけで山林に置き去りにされた際、2度にわたって車から下ろされた可能性があることが分かった。父親は取材に対し、「(2回目は)追いかけて来なかった」などと話している。
父親はこれまでの取材で、自宅へ帰る途中、大沼湖畔道路から初めて訪れる山道で、泣きじゃくる田野岡君に「下りなさい」と1回目の置き去りをしたが、すぐに車に走って追い付き「もう一度下りなさい」と言って再度、遠めの場所に置いて離れたという。父親は田野岡君の反応について、焦ったそぶりを見せず「2回目は特になかった」と話していた。
田野岡君は28日に両親と姉と4人で鹿部町の公園に車で遊びに行き、そこで車道側の土手に小石を投げているところを母親が目撃し、父親がしかっていたという。田野岡君は以前、学校帰りに木の棒で他人の車両を軽くたたくいたずらをしていたため、両親は人に迷惑を掛けないよう注意していたという。その中で、迷惑行為になりかねない石投げを改めさせようと、山奥に置き去りにする事態が起きたとみられる。
田野岡君の叔父は東京から駆け付け、31日は遭難場所付近で親戚10人ほどと捜索した。叔父によると、田野岡君が行方不明になる前日の27日に電話し「お父さんとキャッチボールをしていると聞いていたので、今度やろうねと言うと、『いいよ』と元気な声だった。野球が大好きでプロ選手になりたがっている。必ず生きている。早く助けたい」と、悲痛な表情で話した。
行方不明を受けて、七飯町役場は当初から自衛隊による捜索を視野に入れていたが、結果的に生存の限界とされる72時間以内の発見には至らなかったことなどを踏まえ、31日夕、道に対し出動要請に踏み切った。町役場には全国から「早く自衛隊に捜索を」という趣旨の電話やメールが複数寄せられているという。