タイトル通りの自分が気になったニュースを紹介しています。
大阪府寝屋川市の中学1年・平田奈津美さん(13)が殺害され、遺棄された事件で、死体遺棄容疑で逮捕された寝屋川市の職業不詳・山田浩二容疑者(45)の自宅周辺で過去2年間、不審者情報が相次いでいたことが22日、分かった。美容院経営の女性(30)は、同容疑者とみられる男につきまとわれた被害を告白した。高槻署捜査本部は、平田さんと行動を共にし、同府柏原市で21日に遺体で見つかった中学1年・星野凌斗君(12)の死亡への関与についても捜査する。
山田容疑者の自宅マンション近くで美容院とエステサロンを経営する女性によると、同容疑者とみられる男のつきまといが始まったのは昨年9月ごろから。最寄り駅から美容院まで向かう通り道を背後からつけられ、携帯電話の動画機能で後ろ姿を撮影されたこともあった。男が声をかけることはなく、つきまといを感づかれると、足早に山田容疑者の住むマンションに逃げ込んだという。
男に最後につきまとわれたのは約1か月半ほど前で「4〜5回くらいだったと思う」と女性。寝屋川署の交番に相談し、以降は男の姿を見ることはなかったが、ニュースで山田容疑者の顔を見て「あ! この人や」と、すぐに分かったという。
山田容疑者と同一人物かは不明だが、近辺では過去にも別の不審者情報が相次いでいる。町の自治会長の男性によると、約2年前、山田容疑者が住むマンション横の公園で遊んでいた小学生の女児が、男によって約100メートルほど離れた場所にある雑居ビルのトイレに連れ込まれる事件が発生。トイレに別の人間が入ってきたことで、女児は被害を受けることなかったという。1年半〜2年ほど前には、男が小学生の女児をカッターナイフのような刃物で追いかけ回す事例も2件、同じ地域内で起きている。
山田容疑者が不審者情報の男と断定はできないが、経営者の女性は以前、女児をトイレに連れ込んだ男の詳細を耳にした際、「鼻が少し高くて目が一重。身長が160センチくらいと、(自分をつけた)男に似ている」と思ったという。男が今回の事件の容疑者であり、なおかつ勤務先のすぐ近くにいたことに「本当にビックリしました」と、ショックを隠しきれなかった。
捜査関係者によると、山田容疑者は2002年3月、寝屋川市の路上で男子生徒に「駅に行く道を教えてくれ」と話しかけて車に乗せ、現金や携帯電話を奪ったとして、強盗や逮捕監禁などの疑いで寝屋川署に逮捕されていた。