タイトル通りの自分が気になったニュースを紹介しています。
埼玉県入間市の国道で20日深夜、高校生ら10代の男女4人が乗った乗用車がトラックと衝突する事故があり、女子生徒(16)1人が死亡した。運転していた男子生徒(18)は「運転する前に缶ビールを飲んだ」などと話しており、県警狭山署は自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の疑いもあるとみて、調べを進めている。
原形をとどめていない事故車両の後部座席が事故のすさまじさを物語っていた。女子生徒1人が死亡、1人が意識不明の重体という痛ましい結果をもたらしたのは、男子生徒による飲酒運転だった。
狭山署によると、20日午後11時半頃、県立高2年の男子生徒(18)=同県毛呂山町=が運転していた乗用車が、入間市内の国道を走行中に中央分離帯を乗り越え、対向車線を走っていたトラックと衝突した。
後部座席に座っていた2人が車外に投げ出され、私立高2年の氏家綾香さん(16)=同県鶴ケ島市=が頭を強く打って死亡し、私立高2年の女子生徒(16)=同県坂戸市=が意識不明の重体。氏家さんは即死状態だった。
運転していた男子生徒と助手席の無職少年(16)=同県日高市=は頭や膝などに軽傷を負い、入院。4人はいずれもシートベルトをしていなかったものとみられる。
一方、トラックに乗っていた運転手の男性(54)は軽傷で、その後帰宅した。
男子生徒は狭山署の調べに対し「夕方、バイトが終わった後に缶ビールを飲んだ。中央分離帯を乗り越えた後は、一瞬のことで覚えていない」などと話している。同署は自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の疑いもあるとみて調べている。なお、運転免許証は所持していた。
男子生徒と少年は定時制高の元同級生。女子生徒2人は友人だった。携帯電話の交流サイトで知り合い、4人で会うのは2度目だった。
乗用車はトラックと衝突した後、道路フェンスを突き破り、さらに住宅の生け垣にぶつかって止まった。住人の女性(58)は「ドーン、ガシャーンという音がして、タイヤが窓ガラスを破り居間に飛び込んできた。外で女の子が倒れていた」とおびえた様子で話した。
路面にブレーキ痕はなく、捜査関係者は「中央分離帯を乗り越えているので、相当なスピードが出ていたのではないか」と話している。