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家庭用のローラー式電気マッサージ器を首回りに使った山梨県の80代女性が5月、衣服が首に巻き付き窒息死していたことが23日、分かった。製造元の的場電機製作所(埼玉県川越市)が発表した。同じ製品による死亡事故は1999年以降、他に4件起きており、同社は使用をやめるよう呼び掛けている。
厚生労働省は同日、類似のマッサージ器を製造する業者に、危険性がないか自主点検するよう指示した。
的場電機製作所によると、女性が使っていたのは86年製の「アルビシェイプアップローラー」で、高速回転するローラーの突起部を覆う布製カバーを外して作動させたところ、衣類を巻き込んだ。
使用中止の対象は、同製品と後継の「シェイプアップローラーII」。主に足裏マッサージ用で、83〜96年に計約78万台製造された。現在の製品はカバーをしないと動かない仕組みという。