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人気漫画「黒子のバスケ」をめぐって企業や報道機関などに相次いで脅迫文が届き、関連商品が店頭から撤去されるなどした事件で、警視庁捜査1課は15日、上智大(東京都千代田区)に昨年、硫化水素入り容器を置いたとして、威力業務妨害容疑で、職業不詳・渡辺博史容疑者(36)=大阪市東成区大今里西=を逮捕した。
同課によると、容疑を認め、「ごめんなさい。負けました」と供述。昨年10月以降、関東や北海道、東北、九州などで相次いだ同作品をめぐる脅迫事件について、「1人でやった」と話し、全面的に関与を認めているという。
これまで送られた脅迫文には「動機は作者への恨み」などと書かれていたが、渡辺容疑者は作者の藤巻忠俊さんと面識がなく、「漫画家として成功したことへのやっかみがあった」という趣旨の話をしているという。捜査1課は一連の脅迫事件の大部分に同容疑者が関与したとみて、詳しい経緯を調べる。
犯人が現れたとみられる現場などの防犯カメラ映像から渡辺容疑者が浮上。15日に大阪から上京し、年末に行われる漫画イベントなどに対する脅迫文を渋谷区恵比寿のポストに投函(とうかん)しようとしたところを、捜査員が取り押さえたという。
逮捕容疑は昨年10月12日午後7時ごろ、藤巻さんの母校上智大の体育館2階に硫化水素入りのプラスチック製容器を犯行声明文とともに放置し、大学職員らの業務を妨害した疑い。硫化水素によるけが人はいなかった。