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熊本東署は22日、熊本市東区西原2丁目の住宅で、一部が白骨化した遺体を発見したことを明らかにした。行方が分からなくなっているこの家の16歳少女の可能性がある。少女は母親(58)と2人暮らし。昨年6月から中学校に登校しなくなり、教師らが自宅を訪問したが、母親から面会を拒否されていた。母親は21日、福岡空港(福岡市)で意味不明な言葉を繰り返しているところを保護された。
司法解剖の結果、遺体は10〜20代の女性とみられ、死後1カ月半から6カ月ほど経過。熊本東署によると、遺体は台所でうつぶせに倒れていた。腐敗が進み、死因は不明。外傷や骨折の痕跡はなかった。
熊本市児童相談所などによると、少女は地元の中学校に通っていたが休みがちで、昨年6月から全く登校しなくなった。学校や児相、区の職員が自宅を訪ねても母親が会わせようとしなかった。ただ、昨年11月に同署員が、同12月に児相職員が訪ねた際には、少女とインターホン越しで会話。今年2月ごろには母親が熊本県内の実家に帰省。地元の警察署員が訪ねたところ、母親は少女とともに対応し「娘は体調を崩して養生している」などと話したという。
自宅近くの住民から「生活が困窮しているようだ」と通報を受け、児相職員らが今月6日に訪ねた際は、母親が「もういいです。大丈夫です」と答えたという。近くの主婦によると、母親が約1カ月前に「何も食べていない。お金を貸してほしい」と訪ねてきたこともあった。児相は「虐待が疑われる様子や通報はなく、強制立ち入りが必要とは判断しなかった」としている。
母親は21日午後、福岡空港で意味不明なことを叫び続けているところを保護された。やつれており精神的にも不安定だったため、そのまま入院。所持金は数十円だった。
少女の父親は現在、福岡県内に単身赴任中。ただ定期的には帰省していなかったようで、同署によると「家の鍵を替えられていたようで、自宅に入ることができなかったようだ」という。少女とも会っていなかったものとみられる。父親は21日、少女の母親が保護されたとの連絡を受け、捜査員とともに熊本市内の自宅を確認。自宅には現金が見当たらなかった。