法務省は29日、山口県下関市の無差別殺傷事件の上部康明死刑囚(48)=広島拘置所=ら3人の刑を執行したと発表した。死刑の執行は2010年7月に当時の千葉景子法相が執行して以来1年8カ月ぶりで、民主党政権下では2度目。
同省によると、他に執行されたのは、宮崎県の連続女性強盗殺人事件の松田康敏(44)=福岡拘置所=、横浜市で妻の両親と長男を刺殺した古沢友幸(46)=東京拘置所=両死刑囚。
執行後に記者会見した小川敏夫法相は「刑事裁判に国民の声を反映する裁判員裁判でも死刑が支持されていることを重要な要素と考え、職責を果たした」と述べた。国会開会中の執行は異例。法相は執行に立ち会わなかった。
民主党政権の歴代法相は死刑執行に慎重で、昨年は19年ぶりに執行がなかった。しかし、小川法相は今年1月の就任時に、「慎重に考えなくてはいけないが、法律で定められた法相の職責だ」と述べるなど、積極的な姿勢を示していた。
法務省によると、未執行の死刑確定囚は132人となった。
正直、こんな事をいちいち一大事の様にテレビで報じる意味が分からないですね。
それが法務大臣のやるべき事なのだから、特別取り上げる事もないと思うけど。
まぁ、今まで執行していなかったのをこのタイミングで行ったのは、消費税とか人気取りが絡んでいる気がしますけどね。
それで支持が増えると思ったら大間違いですけどねぇ、今まで仕事していなかったのをしただけなのだから。
死刑囚すらも、人気取りの道具にしている気がしてならない。