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兵庫県警宝塚署生活安全課と県警少年捜査課に所属していた男性警部補(52)と部下14人が平成21〜26年、ゲームセンターで潜入捜査をしたと偽り、捜査費計約80万円を不正受給していたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。県警は、立件できた約20万円分について警部補ら5人を同日、詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使容疑で書類送検。警部補を同日付で懲戒免職にしたほか、ほかの14人についても減給10分の1(6カ月)、戒告、訓戒の処分にした。
捜査関係者によると、書類送検されたのは警部補のほか、部下だった別の男性警部補(43)▽男性巡査部長(37)▽別の男性巡査部長(30)▽男性巡査長(27)。
書類送検容疑は、5人が宝塚署の少年係だった昨年5〜10月、捜査対象の少年をゲームセンターで行動確認する捜査の際のゲーム代金に使ったと偽った支払伝票を上司に提出し、計約20万円を詐取したとしている。免職となった警部補が不正を主導していた。
警察では、少額の捜査経費は事前に支給された現金から支出、事後に使途などを明記した支払伝票とレシートを提出して精算する。ただ、ゲーム代やパチンコ代などのレシートが出ないものは提出の必要がなく、免職となった警部補は「レシートがなければばれないと思った」と供述した。
昨年10月、新しく警部補の部下になった署員が「架空伝票を書かされた」と上司に訴えて不正が発覚。警部補は少年捜査課時代の21年4月〜25年9月にも部下10人と同様の手口で計約60万円を不正受給したが、県警は一部裏付けができないとして立件を見送った。