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東京都日野市の高幡不動尊の裏山で26日午後8時ごろ、近くに住む小学4年の男児(10)が全裸で木で首をつった状態で死亡しているのを警視庁日野署員が見つけた。同署は自殺の可能性が高いとみて慎重に捜査を進めているが、少年の家に出入りする親族とみられる男性は27日、「自殺はないと思っている」と悲痛な思いを口にした。
同署が事情を聴いたところ父親は「ふさぎ込んだ様子はなかった」と言い、母親も「おかしい様子はなかった」と話している。
同署によると、現場には争ったような第三者が介在した痕跡はない。両手足を白いビニールひもでしばられていたが解剖の結果、表皮離脱、皮下出血がなく外圧が弱いと考えられるため、自らしばった可能性が高いという。死因は首を圧迫したことによる窒息死。
男児は26日午前11時ごろ自宅を出たまま帰宅せず、母親が午後6時半ごろに110番した。死亡推定時刻は同日正午ごろ。崖の斜面に倒れており、首に巻かれたビニールひもがそばの木の幹に結ばれていた。遺体には抵抗した際にできる傷はなかった。衣服や靴は近くに脱ぎ捨てられ、目立った汚れはなかったという。
近隣住民によると家族は2年ほど前に引っ越してきたという。男児は、立川市のフリースクールに通っていた。同校関係者によると、遺体が発見された26日は約1週間の「秋休み」初日だった。前日の25日には学校祭が行われ、男児のクラスは、ろうそくを装飾した作品を展示。男児は元気な様子だったという。学校関係者は、男児が悩みを抱えている様子だったかについて「そのような印象はなかった」と話した。
捜査関係者によると大きなショックを受けた母親は自宅でふさぎ込んでいるという。両親の説明を聞く限り「首をつって命を落とすほど思い詰めた状況には見えない」とし、学校生活など周辺環境を調べている。