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県教育委員会は27日、酒気帯び運転をしたとして飯能市立加治小学校の女性臨時教諭(56)と、盗撮を目的とした建造物侵入容疑で逮捕された入間市立黒須小学校の男性臨時教諭(25)をそれぞれ懲戒免職処分にしたと発表した。さらに部活指導などで生徒に体罰を加えたとして、県立越ケ谷高校の男性教諭(55)を減給10分の1、3カ月の懲戒処分にした。
県教育局県立学校人事課によると、女性臨時教諭は5月17日午前11時15分ごろ、酒気を帯びた状態で乗用車を運転し、川越市霞ケ関北の路上で電柱に衝突、一部を破損させたまま現場から立ち去った。同教諭は同日午前7時ごろから焼酎を飲み、車を運転して自宅近くのコンビニエンスストアで焼酎を購入し、帰宅する途中だった。
男性臨時教諭は7月30日午前10時ごろ、水泳のため着替えようとしていた女子児童を撮影するため、勤務先の小学校体育館に侵入。更衣場所となっている体育館2階のギャラリーに小型ビデオカメラを設置した。31日朝、女子児童がコピー用紙に巻かれたビデオを発見、映像に男性臨時教諭が映っていたことから発覚した。
男性教諭は、2013年11月ごろから今年6月まで顧問を務めていた硬式テニス部や担任していた男子生徒21人に、遅刻などの指導として平手打ちや頭をたたいたり、膝で腹を蹴るなどした。
関根郁夫県教育長は「3件の不祥事が発生したことに県民の皆さまに率直におわび申し上げます。今後は不祥事の根絶に向け、組織的な取り組みを一層徹底し、信頼の回復に努めてまいります」とコメントした。