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東日本大震災の被災地、宮城県南三陸町の臨時災害ラジオ局「FMみなさん」に密着取材したドキュメンタリー映画「ガレキとラジオ」(塚原一成、梅村太郎監督)で、津波で家族を亡くした70代女性がラジオを聴いて元気づけられる場面が、スタッフによる演出だったことが5日分かった。
企画製作元の博報堂によると、女性は普段はラジオを聴いておらず、女性が住む仮設住宅では同放送を受信できないが、映画では同放送のリスナーとして登場。スタッフの持ち込んだCDラジカセで番組の録音を再生し、ラジオを聴いているように演出していた。
同社広報室は「女性が『音もなく、寂しくてつらい』と話していたので、スタッフが元気づけるため番組の録音を聴かせた。許される範囲の演出で、やらせとは考えていない」としている。同作品は昨年公開され、現在も各地で自主上映が行われている。自主上映の申し込みは今後も受け付けるという。
時事通信社は「ガレキとラジオ」を紹介する文化面用記事を昨年4月配信した。