「友人殺した」16歳少女逮捕＝元同級生か、山中に遺棄容疑―広島県警｜気になるニュース

　元同級生とみられる少女の遺体を広島県呉市の山中に遺棄したとして、県警捜査1課と呉署などは14日未明、死体遺棄容疑で広島市東区の自称無職の少女（16）を逮捕した。少女は「友人を殺した」と12日に自首し、県警は供述通り遺体を発見した。
　県警によると、逮捕された少女は「2人で山に行ったが、口論となり殺した」などと話しているといい、殺人容疑も視野に慎重に捜査する。
　見つかった遺体は、逮捕された少女と同じ学校に通っていた広島市安佐北区の少女（16）とみられる。6月末から行方が分からなくなり、家族が捜索願を出していた。県警は身元の確認を急ぐとともに、死因のほか、他に関与した人物がいないかについても調べる。
　逮捕容疑は6月下旬、呉市栃原町の山中に女性の遺体を遺棄した疑い。
　県警によると、逮捕された少女は12日午後1時すぎ、母親に連れられ広島東署に自首。供述に基づき、県警が栃原町の灰ケ峰（標高737メートル）を捜索したところ、13日午後5時すぎ、遺体を発見した。
　遺体は車が通れる山道から20メートルほど離れた雑木林の斜面で見つかった。埋められてはおらず、身元を示すような物はなかった。傷みがひどく、県警はDNA型鑑定で身元確認を進めている。