参院は20日午前の本会議で、自民、みんな、新党改革の3党が共同提出した前田武志国土交通相と田中直紀防衛相に対する問責決議を野党の賛成多数で可決した。この後、2閣僚は辞任を否定。野田佳彦首相も続投させる方針だが、自民党が国会審議の全面拒否に踏み切るなど、野党側は更迭要求を強めている。首相が最重要課題に掲げる消費増税関連法案の審議入りも見通せず、政権運営が厳しさを増すのは確実だ。
国交相への問責決議は、賛成131票、反対107票。防衛相は賛成132票、反対107票だった。決議可決後、自民党は本会議を退席した。問責決議の可決は、昨年12月の一川保夫防衛相と山岡賢次消費者担当相(いずれも当時)以来。民主党政権下での問責閣僚は計6人となった。
国交相の問責決議は、岐阜県下呂市長選で特定候補の支援を依頼する文書を地元建設業協会に送付したことが「公職選挙法に抵触する行為」とされた。防衛相は「安全保障政策に関して基礎的知識が全くない」などと資質を問われた。
国交相は本会議後、国会内で記者団に「山積する国土交通行政の課題がある。国交相としての責任を果たさせていただく」と辞任を否定。防衛相も「全身全霊で職務に励んでいきたい」と述べた。
自民党は国交相と防衛相が辞任するまで、衆参両院で全面的に審議拒否する方針。ただ、公明党などは審議拒否は2閣僚が関係する委員会に限定するとしており、野党の対応は割れている。
辞任否定して、更迭拒否とか・・・、何のための問責なのよ?
全身全霊で励んでこのザマだからなのにね・・・。
いい加減にしてほしいですね・・・。
そこまで居座りたいのかと。