野田佳彦首相は11日午前、鉢呂吉雄前経済産業相が東京電力福島第1原発事故をめぐる不適切な発言で引責辞任したことについて、「鉢呂氏から辞表の提出を受け、受領した。福島の皆さんには大変心を傷つけることになり、深くおわび申し上げる」と陳謝した。首相官邸に入る際、記者団の質問に答えた。臨時国会の召集を13日に控え、首相は11日中に後任を内定する見通しだ。
10日の鉢呂氏辞任後、首相がこの件について説明するのは初めて。首相はこの後、官邸で開かれた原子力災害対策本部などの合同会合であいさつし、「関係閣僚から不適切な言動があった。スピード感をもって、やるべきことを実行することによって被災者の期待に応えなければいけない」と述べ、福島再生への決意を改めて表明。藤村修官房長官も官邸で記者団に「われわれとしては残念だが、本人の決意が重かった」と述べ、辞任は鉢呂氏の意向によるものであると説明した。
民主党の輿石東幹事長は11日午前、後任人事について「野田首相の専権事項だが、早くやってくれると思う」と述べ、同日中に内定するとの見通しを明らかにした。都内で記者団が11日中に首相が人選を終える可能性をただしたのに答えた。同党幹部も、同日に後任を内定し、12日に皇居での認証式で就任するとの見方を示した。
辞任まで早かったですねぇ。
後任は相当ナーバスになりそうですね、失言に。
まぁ、それが当たり前なんですがね、大臣の発言ってのは。